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ステンレス レーザー加工とは

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レーザー加工とは

レーザー加工とはCADなどで作られたプログラムを元に、物体にレーザーを当てることで切断を行ったり強さを調整して彫刻(ケガキといいます)したりすることをいいます。思い通りに切断することが出来るほか、溶接等で部品等が付く場所の目印をつけることができます。

 

レーザー加工の原理

レーザー加工の原理は、レーザー光を極めて小さな面積に光を集めることで、大きなエネルギー密度を発生させて、そのエネルギーで板を加熱、溶かして加工を行っています。
この原理により鉄や非鉄、プラスチックや木材などの材料を自由な曲線で切断したり穴を開けたりまたは溶接したりと多岐に渡る加工ができるようになります。

レーザー加工でできること

・できること①カットする

レーザー加工機の出力等の条件にもよりますが25mm厚の軟鋼でも切断が可能です。

・できること②穴を開ける

丸穴、長丸、角穴、自由な形の穴等、レーザー加工ならではの自由な形の穴明けが可能です。

・できること③ケガキを付ける

出力を調整することにより部品を付ける位置等の目印を掘ることが出来ます。

 

レーザー加工でできないこと

・できないこと①石やガラスをカットする

表面が滑らかでない、石等の凸凹のある素材への加工は不可能です。(ケガくことは出来ます)

・できないこと③鏡などを加工する

レーザー光を反射する素材は反射により機械内部を傷づける可能性があります。

・できないこと④塩化ビニールやフッ素配合の材料を加工する

人体に有害なガスが出たり、そのガスが原因で設備の錆びに繋がります。

レーザー加工のメリット

メリット①:作業を効率化できる

タレットパンチプレスとは違いパソコンで入力したものをそのまま加工できるので金型交換の手間が省けて効率的である。

メリット②仕上がりが美しい

条件さえ出せていれば、レーザー光で切断するのでバリや歪が少なく仕上がりがキレイ。

メリット③加工の自由度が高い

自由な曲線もレーザー光で切断するのでパソコンで描いた絵がそのまま切断でき、自由度が高い。

 

加工に使うレーザーの種類

■固体レーザー

ファイバーレーザー

ファイバーレーザーは光ファイバーから切断ビームが出力されるため、集光性に優れビーム品質が非常に高く、条件さえ出ていれば切断面が非常にきれいである。
切断レーザーがすべて光ファイバーで構成されているので他のレーザー切断機では必須であるミラーやレンズを必要としません。従って光軸のずれ等が無く高品位の切断が行えます。

YAGレーザー

YAGはイットリウム、アルミニウム、ガーネットから頭文字をとってYAG(ヤグ)といいます。
YAGレーザー溶接は熱による歪みが少なく仕上がりが良いとされていますが、装置が大型であり、エネルギーの供給に使われるダイオードが比較的高価なため、コストのかかる溶接方法となります。

■気体レーザー

CO2レーザー

CO2レーザーは炭酸ガスレーザーとも呼ばれ、レーザー加工機で最も一般的なレーザーの一種です。
二酸化炭素分子と窒素分子の組み合わせが良いのでエネルギー効率が高いとされています。

エキシマレーザー

エキシマレーザーは、希ガスやハロゲンなどの混合ガスを媒質に生み出された紫外線レーザーです。
微細な加工が可能な為、表面処理や穴あけ等精密な加工に利用されています。

スチウルで加工可能な素材

横スクロールで全体をご覧いただけます。

材質 板厚 最大加工範囲
6mmまで 最大:1525mm×3050mm
ステンレス(SUS) 5mmまで 最大:1525mm×3050mm
アルミ 5mmまで 最大:1525mm×3050mm
 

スチウルのレーザー加工設備

横スクロールで全体をご覧いただけます。

機械名 LC-2515C1AJ+AS3015N TK+ULS3015N TK
レーザー出力 3kw
最大加工寸法 1525mmx3050mm
最大加工板厚 6mm
機械の特徴&説明文 タレットパンチプレスとレーザーの複合機になっていますので、精密・複雑な部品を加工することが出来ます。また、ファイバーレーザー切断加工ですのでCO2では難しかったアルミや真鍮の加工も可能となっています。
機械の写真:リンクのあった場所へ画像を入れました。
機械の写真 レーザー加工設備.jpg

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