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鉄 曲げ加工とは

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鉄の曲げ加工時の特性について

鉄は安価な上に曲げやすく加工しやすい為、様々な部品に加工されています。
中でも、SS材と炭素鋼鋼材S-C系の2種類が一般的に利用されています。

SS材

SS材は一般構造用圧延鋼材とも呼ばれます。
鋼材の中では比較的安価で汎用性が高く、流通量も多いため入手し易いというメリットがありますが、SS材には成分規格がないため、溶接には少々不向きです。

炭素鋼鋼材S-C系

SS材と並び、最も多く使われている鋼材の一種です。
正式には、機械構造用炭素鋼鋼材というJIS規格です。
成分規格が明確なので、溶接性も良く、一般的な鋼材として幅広く利用されています。

鉄が曲がる温度について

鉄が曲がる温度について

鉄は約800度から1000度で色が赤く変わり、変形しやすくなります。

 

鉄の曲げ加工方法について

■ベンダー曲げ

曲げ加工を行う機械であるベンダーによる曲げ加工は主にV曲げと呼ばれる技法が使われています。
素材をパンチ(上側の金型)とダイ(下側の金型)で挟み込み、決まった形状に曲げる技法です。

パーシャルベンディング

パーシャルベンディングは、V曲げ加工の種類のひとつです。
鋭角から鈍角まで曲げ角度が自由に設定でき、少ロットの製品や試作等に幅広く利用されます。

ボトミング

ボトミングは底につけるという意味です。パーシャルベンディングよりも高い角度精度を持つことから、加工現場で最も多く活用されています。

コイニング

コイニングはV曲げ加工の種類のひとつで、特に曲げ角度の精度を高くする目的で採用されます。
精度が高い分、圧力を出すために大きな設備が必要になります。

■ロール曲げ

ロール曲げとは、複数のローラーの間に板を通して曲げる加工方法です。
板状の素材を筒状に曲げることが可能です。

線状加熱加工

●線状加熱

線状加熱加工とは、熱で鉄を曲げる加工方法になります。
鉄を熱した後、冷却することによる収集によって鉄を曲げます。

●クロス加熱

線状基本的に曲げに対して平行線状に熱を加えますが、曲げの角度が必要な時はクロス状に熱を加えます。

●三角加熱・耳絞り

さらに角度が必要な際に用いる加工方法です。

●点加熱り

熱を加える部分を1点にすることで、部分的に曲げを調節します。

鉄の曲げ加工実績

鉄の曲げ加工実績

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加工実績写真 鉄加工実績.jpg
加工説明文 材質に高耐食性メッキ鋼板の1mmを使用し、オリジナルの足踏み式アルコール消毒ポンプ台を曲げ加工品で組み立てております。本体の難しい箱曲げ形状などもATCベンダーを使えば楽に曲げることが出来ます。

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