アルミニウム 曲げ加工とは
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アルミってどんな材料?
アルミは鉄に比べて軽くて柔らかい素材です。
その為、金属の中では比較的加工しやすく複雑な形や薄く延ばしたりしやすいという利点があります。
他にも、錆びにくい・熱が伝わりやすい・磨けば鏡のようになるなどの特徴があります。
アルミの特長
比重が軽い
アルミの比重は2.7、鉄の約1/3です。その為、製品の軽量化などに役立ちます。
耐食性に優れる
空気中で酸化皮膜を生成し、腐食を防ぎます。
電気をよく通す
ア電気伝導率が高く、電子機器などでの需要も増えています。
熱伝導率が高い
鉄の約3倍の熱伝導率を持ちます。熱しやすく冷めやすい為、エンジン部品や電子基盤の放熱部品に利用されています。
磁気を帯びない
磁気の影響を受けない為、電子医療機器やリニアモーターカーに利用されています。
毒性がない
重金属のように人体を害することがないため衛生的です。食品や飲料缶、医薬品など活躍します。
光や熱を反射する
よく磨くこと(鏡面加工)で光りや熱を反射します。。
リサイクル可能
簡単に溶ける為、リサイクルが可能です。
アルミの切断方法について
■アルミカットの設備
横スクロールで全体をご覧いただけます。
機械名 | LC-2515C1AJ+AS3015N TK+ULS3015N TK |
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レーザー出力 | 3kw |
最大加工寸法 | 1525mmx3050mm |
最大加工板厚 | 6mm |
機械の特徴&説明文 | タレットパンチプレスとレーザーの複合機になっていますので、精密・複雑な部品を加工することが出来ます。また、ファイバーレーザー切断加工ですのでCO2では難しかったアルミや真鍮の加工も可能となっています。 |
機械の写真 | ![]() |
アルミの曲げ加工について
①ロール曲げ
ロール曲げとは、複数のローラーの間に板を通して曲げる加工方法です。板状の素材を筒状に曲げることが可能です。
②板折曲げ
板折り曲げは、ベースプレートの上に乗せた金属板を折り曲げる加工方法です。ベースプレートと上板で金属素材を固定し、上板と繋がった曲げ板を曲げたい方向に動かすことによって板を折り、加工します。箱型などの四角い形にしたいときに活躍する加工方法です。
③ベンダー曲げ
曲げ加工機であるベンダーによる曲げ加工は主にV曲げと呼ばれる技法が使われています。
素材をパンチ(上側の金型)とダイ(下側の金型)で挟み込み、決まった形状に曲げる技法です。
アルミ曲げ加工に使う設備
■アルミ曲げ加工に使う設備
横スクロールで全体をご覧いただけます。
機械名 | HG-1003ATC |
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加圧能力 | 1000kN |
折り曲げ長さ | 3000mm |
ストローク長さ | 250mmm |
機械の特徴&説明文 | マルチタッチ式LCDパネルを採用し、スマートフォンのような直感的な画面操作を可能としています。また金型段取りを自動化することにより作業負担軽減・時短・生産性の向上に繋がります。 |
機械の写真 | ![]() |